「プチプチ」は一般名じゃない?今日から会社名になった言葉を国語で考える

PR|この記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。

荷物を開けると入っている、丸い空気の粒が並んだ透明なシート。

私たちは普段、これを「プチプチ」と呼んでいます。

ところが、「プチプチ」は一般名称ではなく、企業が商標登録している商品名です。

そして2026年10月1日、製造元の川上産業株式会社は、なんと「プチプチ株式会社」へ社名を変更しました。

なぜ商品名が会社名になるほど親しまれたのでしょうか?

その秘密を、国語の「オノマトペ」と「言葉の意味」から考えてみましょう。

目次

「プチプチ」の正式な名前は?

あの気泡が並んだシートの一般名称は、「気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)」です。

一方、「プチプチ®」はプチプチ株式会社(旧・川上産業)の登録商標です。

種類名前意味
一般名称気泡緩衝材気泡で衝撃を和らげる包装材
商品名・登録商標プチプチ®プチプチ株式会社のブランド名
会社名プチプチ株式会社2026年10月1日からの社名

普段の会話では、メーカーに関係なく「プチプチ」と呼ぶ人もいるでしょう。

しかし、日常会話で広く使われることと、商標として登録されていることは別です。

ここが、言葉を考えるうえで重要なポイントです。

なぜ「プチプチ」という名前になった?

「プチプチ」という名前の由来は、気泡を指でつぶしたときの音です。

もともと川上産業では、この製品を「エア・バック」という名前で販売していました。

ところが、製品を説明するときに「あのプチプチとつぶす緩衝材」という表現が使われていました。

そこで、その分かりやい呼び方を商品名に採用したのです。

1994年には「プチプチ」を商標登録しました。

難しい製品名より、実際の音を表す言葉のほうが、人々に覚えてもらいやすかったというわけです。

国語で考える|「プチプチ」はオノマトペ

「プチプチ」は、音や様子を言葉で表すオノマトペの一種です。

オノマトペには、次のような表現があります。

種類特徴例
擬音語物が発する音などを表すガタン、プチッ
擬声語人や動物の声を表すワンワン、ニャー
擬態語音のない状態や様子を表すふわふわ、きらきら

「プチプチ」は、気泡をつぶす音を連想させる表現です。

「気泡緩衝材」と聞いても、すぐには形が思い浮かばないかもしれません。

しかし「プチプチ」と聞けば、あのシートや、指でつぶしたときの感触まで思い出せる人は多いでしょう。

オノマトペには、短い言葉で音や感覚を伝えられる強みがあります。

それが、商品名としても効果を発揮したのです。

2026年10月1日、商品名が会社名になった

2026年10月1日、川上産業株式会社は「プチプチ株式会社」に社名を変更しました。

会社が説明している理由の一つは、長年親しまれてきた商品名を企業全体のブランドとして掲げるためです。

同社は、包装材の製造だけでなく、使用済み製品の回収やリサイクルにも取り組んでいます。

新しい社名には、製品だけでなく、企業としての活動や理念も「プチプチ」という名前で伝えていきたいという考えが込められています。

つまり、

物の名前として生まれた「プチプチ」が、会社そのものを表す名前にもなったのです。

商品名と一般名称は何が違う?

ここで、もう一つ国語の視点から考えてみましょう。

商品名は、特定の企業の商品やサービスを区別するための名前です。

一方、一般名称は、特定の企業に限らず、同じ種類の物を指す言葉です。

例えば、気泡緩衝材という一般名称に対して、「プチプチ®」は特定の企業のブランド名に当たります。

「プチプチ」は広く親しまれているため、一般名称のように使われることもあります。

しかし、有名になったからといって、自動的に商標でなくなるわけではありません。

普段何気なく使う言葉にも、こうした違いがあるのです。

関連記事|「沖縄そば」はなぜ「そば」と呼ばれる?

「プチプチ」は商品名なのに、一般名称のように広く使われています。

一方、そば粉を使わない「沖縄そば」も、名前をめぐって意外な歴史がありました。

言葉の名前と、その背景にあるルールをもっと知りたい方はこちら。

🎬 もっと楽しむ|『プチプチ®』

「プチプチ」という名前の面白さを知ると、身近な包装材にも違った興味が湧いてきませんか?

そこで紹介したいのが、『プチプチ®』です。

この作品を通して、今回の記事で取り上げた「プチプチ」という言葉や身近な素材への興味を、さらに広げてみるのもよいでしょう。

📚 この作品を電子書籍で読む

U-NEXTでは電子書籍として配信されています。

※配信・販売状況や価格は変更される場合があります。最新情報はU-NEXTでご確認ください。

U-NEXT公式サイト

まとめ|「プチプチ」は音から生まれた商品名

「プチプチ」は、気泡緩衝材の一般名称ではなく、登録商標です。

  • 一般名称は「気泡緩衝材」
  • 「プチプチ®」は、気泡をつぶす音に由来する商品名
  • 1994年に商標登録された
  • 2026年10月1日、製造元が「プチプチ株式会社」に社名変更した

「プチプチ」という言葉が広く親しまれた背景には、音をそのまま表現できる日本語のオノマトペの力があります。

身近な商品名にも、国語で考えると面白い発見が隠れているのです。

🎓 国語をもっと体系的に学ぶ

言葉の意味や使われ方、文章の表現には、それぞれ理由や背景があります。

「なぜこの言葉が生まれたのか」「なぜこのように表現するのか」まで分かると、日本語や文章を読む面白さがぐっと広がります。

ただ、国語の知識を断片的に覚えるだけでは、文章を正確に読み解く力はなかなか身につきません。

そこでおすすめなのが、スタディサプリです。

スタディサプリには、国語のプロ講師による映像授業が用意されており、現代文の読解から古文・漢文の基礎まで、段階的に学ぶことができます。

スタディサプリがおすすめな3つの理由

  • プロ講師の解説で理解できる:文章の読み方や問題の考え方を、映像授業で学べます。
  • 基礎から体系的に学べる:現代文・古文・漢文を、自分の理解度に合わせて学び直せます。
  • 自分のペースで繰り返し学べる:分からなかった部分を見直しながら、無理なく学習を進められます。

「なんとなく読める」から、「なぜそう読めるのかを説明できる」へ。

この記事をきっかけに国語をもっと深く学びたくなった方は、スタディサプリで基礎から学び直してみてはいかがでしょうか。

【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座

参考・出典

目次