『アナと雪の女王』の原題は「凍った」!?|Frozenが邦題にならなかった理由

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ディズニー映画『アナと雪の女王』。

日本では「アナ雪」の愛称でも親しまれている作品ですが、英語の原題を知っていますか?

実は、原題は Frozen(フローズン)。

英語では「凍った」「凍りついた」という意味です。

では、なぜ日本では『フローズン』ではなく、『アナと雪の女王』というタイトルになったのでしょうか?

答えは、アナとエルサという姉妹の物語を、日本の観客に伝えたかったからです。

実際に邦題を決めたディズニー側の担当者が、当時のインタビューでその理由を明かしています。

今回は、Frozenの英語の意味と、邦題に隠された意外な制作秘話を解説します。

目次

Frozenの意味とは?原題は「凍った」!

Frozenは、英語の動詞 freeze(凍る・凍らせる) から生まれた言葉です。

英語意味
freeze凍る・凍らせる
frozefreezeの過去形
frozenfreezeの過去分詞・「凍った」という意味の形容詞

例えば、次のように使います。

The lake is frozen.

「湖が凍っている。」

I bought some frozen vegetables.

「冷凍野菜を買った。」

つまり、映画の原題Frozenは、直訳すると「凍った」「凍りついた」という意味になります。

ただし、英語のタイトルに「アナ」や「雪の女王」という言葉は含まれていません。

日本語版では、原題をそのまま翻訳するのではなく、まったく違う言葉を使ったタイトルが選ばれたのです。

なぜFrozenを『アナと雪の女王』に変えたの?

その理由は、邦題を決めた担当者のインタビューで明らかになっています。

2014年に文化通信が掲載したインタビューで、ディズニー側の廣村氏は、邦題を決めた段階では映画全編をまだ観ていなかったものの、アナとエルサという姉妹の物語であることは把握していたと説明しています。

そして、かつて仲の良かった姉妹が、エルサの魔法によって離れてしまうというドラマが伝わるタイトルを目指したと語っています。

実際には、次のような候補も検討されていました。

  • 『フローズン』:英語の原題をそのまま使う案
  • 『雪の女王』:アンデルセン童話の題名を使う案
  • 『アナと雪の女王』:姉妹の物語を前面に出す案

最終的に選ばれたのが、『アナと雪の女王』でした。

また、同じインタビューで井原氏は、ディズニーアニメーションとして初めてのダブルヒロインという特徴を生かし、ファミリー層だけでなく大人の女性にも作品を届けたいという考えがあったと説明しています。

つまり、「凍った」という現象よりも、「アナとエルサの物語」を伝えることが重視されたのです。

原題Frozenには「凍った心」という意味もある?

Frozenというタイトルには、もう一つ興味深い解釈があります。

それは、氷に閉ざされた世界と、凍りついた人間関係という二重のイメージです。

映画では、エルサの魔法によってアレンデール王国が永遠の冬に包まれます。

一方、エルサとアナの姉妹関係も、長い間、心の距離ができた状態にあります。

英語のfrozenは、物が凍っていることだけでなく、恐怖などで動けなくなった状態を表すこともあります。

そして映画の製作者ピーター・デル・ヴェッコも、Frozenというタイトルには氷や雪だけでなく、凍りついた関係や心を解きほぐすという意味が込められていると説明しています。

つまり、Frozenは単なる「寒い世界の物語」ではありません。

凍った世界と、凍りついた心の両方を表現できるタイトルなのです。

『アナと雪の女王』でFrozenの意味を確かめよう!

<映画紹介>

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『アナと雪の女王』(2013年)

  • 原題:Frozen
  • 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
  • ジャンル:アニメーション/ミュージカル/ファンタジー
  • 上映時間:102分

物語の舞台は、アレンデール王国。

姉エルサは、触れたものを凍らせる不思議な力を持っています。

その力を制御できなくなったことで、王国は永遠の冬に閉ざされてしまいます。

妹アナは、姉を探し、凍った世界を取り戻すために冒険へと出発します。

映画を観るときは、ぜひ次の2つに注目してみてください。

① 凍りついた王国

エルサの魔法によって、雪と氷に覆われた世界。

② 離れてしまった姉妹の心

アナとエルサの間にできた、目には見えない心の距離。

この2つを意識すると、原題Frozenに込められた意味が、より深く理解できるはずです。

『アナと雪の女王』はどこで観られる?

『アナと雪の女王』は、ディズニープラスで配信されています。

また、ディズニー公式サイトでは、デジタル配信の購入・レンタルも案内されています。

原題Frozenの意味を知ってから映画を観ると、姉妹の物語が違った角度から楽しめます。

▶ ディズニープラスで『アナと雪の女王』を観る

※配信状況や視聴条件は変更される場合があります。

英語の映画タイトルは直訳されるとは限らない!

英語の映画タイトルは、日本語に翻訳されるとき、必ずしも直訳されるわけではありません。

『アナと雪の女王』の場合も、Frozenを「凍った」と訳すのではなく、作品の中心となる姉妹の物語が伝わるタイトルに変更されました。

英語と日本語では、同じ作品でも伝えたい魅力の見せ方が異なることがあるのです。

身近な英語でも、言葉の意味を知ると意外な発見があります。

例えば、mansion は日本語では「マンション」という集合住宅を思い浮かべますが、英語では一般に「大豪邸」を意味します。

英語と日本語の意味の違いについては、関連記事「mansionはなぜ日本で『マンション』に!?英語では『大豪邸』の意外な意味」でも解説しています。

まとめ|Frozenより『アナと雪の女王』が選ばれた理由

今回のポイントを振り返りましょう。

  • 『アナと雪の女王』の原題はFrozen
  • frozenは「凍った」「凍りついた」という意味
  • 『フローズン』という邦題案も実際に検討されていた
  • 日本語タイトルでは、アナとエルサの姉妹の物語を伝えることが重視された
  • 原題Frozenには、氷の世界と凍りついた心の両方のイメージが込められている

『アナと雪の女王』という邦題は、単なる翻訳ではなく、姉妹の物語を日本の観客に伝えるために選ばれたタイトルだったのです。

次に映画を観るときは、ぜひFrozenという英語の意味にも注目してみてください。

きっと、物語の新しい魅力に気づけるはずです。

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参考・出典

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