海外のSNSやコメント欄で、NGLというアルファベット3文字を見かけたことはありませんか?
実はこれ、英語の Not Gonna Lie を短くしたスラングです。
直訳すると「嘘はつかない」ですが、実際には「ぶっちゃけ」「正直に言うと」という意味で使われます。
なぜ「嘘はつかない」が「ぶっちゃけ」になるのでしょうか?
今回は、NGLの意味と使い方を、英語の仕組みからわかりやすく解説します。
NGLの意味は?「ぶっちゃけ」「正直に言うと」!

NGLは、自分の率直な気持ちや意見を伝えるときに使う英語スラングです。
例えば、友達と映画を観たあと、こんなふうに言えます。
NGL, that movie was amazing!
「ぶっちゃけ、あの映画は最高だった!」
NGLを付けることで、単に映画を褒めるだけでなく、「正直な感想を言うとね」というニュアンスが加わります。
反対に、少し言いにくい意見を伝えるときにも使えます。
NGL, I didn’t like the ending.
「正直、あの結末は好きじゃなかった。」
つまり、NGLは良い感想にも悪い感想にも使える表現なのです。
NGLの語源はNot Gonna Lie!なぜ「ぶっちゃけ」になる?

NGLは、次の3語の頭文字からできています。
| 文字 | 元の英語 | 意味 |
|---|---|---|
| N | Not | ~しない |
| G | Gonna | going toのくだけた形 |
| L | Lie | 嘘をつく |
Not gonna lie は、会話で使われる I’m not going to lie. に相当するくだけた表現です。
文字どおりには「嘘をつくつもりはない」という意味になります。
しかし、会話では「これから言うことは本音だよ」と前置きする働きがあります。
そこから、
「嘘はつかないよ」→「正直に言うと」→「ぶっちゃけ」
という意味で使われるようになったのです。
なお、gonnaはgoing toを会話的に表したもので、NGLもカジュアルな略語です。学校のレポートやビジネス文書などでは、Honestly(正直に言うと)などを使う方が適切な場合があります。
NGLの使い方|3つの英語例文

NGLは、SNSの投稿やメッセージでよく使われます。
実際の使い方を3つ見てみましょう。
① 好きなものを褒める
NGL, this song is really good.
「ぶっちゃけ、この曲めっちゃいい!」
素直な感想を伝えるときの使い方です。
② 少し言いにくい本音を伝える
NGL, I’m a little nervous.
「正直、ちょっと緊張してる。」
自分の気持ちを率直に打ち明ける場面でも使えます。
③ 意外だったことを伝える
NGL, that test was easier than I expected.
「ぶっちゃけ、あのテストは思ったより簡単だった。」
予想と違った感想を、自然に伝えられます。
NGLは文頭で使うことが多いですが、文末に置かれることもあります。
That was pretty funny, ngl.
「それ、ぶっちゃけ結構面白かった。」
大文字のNGLでも小文字のnglでも、基本的な意味は同じです。
NGLとno capの違いは?どちらも「嘘じゃない」?

ここで気になるのが、以前紹介した英語スラング no cap との違いです。
どちらも「嘘ではない」という考え方に関係していますが、使い方には違いがあります。
| 表現 | 主な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| NGL | ぶっちゃけ・正直に言うと | 本音を切り出す |
| no cap | マジで・嘘じゃない | 発言が本当だと強調する |
例えば、
NGL, this pizza is delicious.
「ぶっちゃけ、このピザおいしい。」
こちらは、自分の正直な感想を伝えています。
一方、
This pizza is delicious, no cap!
「このピザ、マジでおいしい!」
こちらは、「本当においしいんだよ!」と強調するニュアンスです。
もちろん、SNSでは使い方が重なる場面もあります。
それでも、NGLは本音を切り出す表現、no capは本当であることを強調する表現と覚えると、違いがわかりやすくなります。
no capの語源や使い方については、関連記事「no capとは?『帽子なし』が『マジで』になる!?英語スラングの秘密」で詳しく解説しています。

SNSの「NGL」は匿名質問アプリの名前でもある?
実は、SNSで見かけるNGLには、もう一つ注意したい使われ方があります。
NGLは、匿名メッセージを受け取れるサービス「NGL」の名称にも使われています。
InstagramのストーリーズなどでNGLの質問リンクを見かけた場合は、英語の「ぶっちゃけ」という意味ではなく、サービス名を指している可能性があります。
もともとの表現はNot Gonna Lieですが、略語としてのNGLと、サービス名としてのNGLは文脈で区別することが大切です。
『日本人が知らない いまどきの英語』でカジュアルな英語を学ぼう!
今回紹介するのは、デイビッド・セイン著『日本人が知らない いまどきの英語』(PHP研究所)です。
学校で習う英語と、SNSや日常会話で実際に使われる英語には、違いがあることも珍しくありません。
この本では、教科書だけでは出会いにくい、現代のカジュアルな英語表現が紹介されています。
NGLのような略語に興味を持った人にとっても、英語の使われ方を広げて学ぶきっかけになる一冊です。
ただし、2016年刊行の書籍のため、現在のSNSスラングをすべて網羅しているわけではありません。NGL自体の収録も確認できていません。
まとめ|NGLは「ぶっちゃけ」を意味するSNS英語!
最後に、今回のポイントを振り返りましょう。
- NGL=Not Gonna Lie の略
- 意味は「ぶっちゃけ」「正直に言うと」
- 自分の本音や率直な感想を伝えるときに使う
- no capとは意味が近いものの、ニュアンスが異なる
- SNSでは匿名質問サービスの名前を指す場合もある
NGLは、英語の文章を短くするだけでなく、会話のニュアンスまで伝えられる便利な略語です。
海外のSNSでNGLを見かけたら、「これから本音を言うんだな」と考えてみてください。
たった3文字でも、英語のコミュニケーションには面白い工夫が隠されているのですね。
SNSでは、NGLのように英語のフレーズを短くした略語が数多く使われています。
例えば、TL;DR は Too Long; Didn’t Read の略で、もともとは「長すぎて読んでない」という意味ですが、現在では「要約」「要するに」という意味でも使われています。
詳しくは「TL;DRとは?『長すぎて読んでない』が『要約』に!?SNS英語の意外な意味」で解説しています。

🎓 英語をもっと体系的に学ぶ
英語の単語や表現には、単なる暗記だけでは分からない理由やニュアンスがあります。「なぜこの意味になるのか」「なぜこの語順で伝わるのか」まで理解できると、英語はもっと面白くなります。
そんな英語の仕組みを基礎からしっかり学びたい方におすすめなのが、スタディサプリの英語講座です。
特に注目したいのが、『世界一わかりやすい』シリーズでも知られる人気英語講師・関正生先生の授業。
関先生の授業は、英文法をただ丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」という英語の本質から理解できるように解説してくれるのが大きな魅力です。
さらに、スタディサプリなら、自分の理解度に合った講座を選び、スマホやパソコンで好きな時間に学習できます。分からなかった部分を繰り返し見直せるのも、動画授業ならではのメリットです。
「英語は暗記ばかりで苦手だった」「今度こそ英語を理解できるようになりたい」という方は、関先生の授業から、新しい英語の学び方を体験してみてはいかがでしょうか。

